単行本「あしたのジョー」の感想

管理人arissaの文章力不足のため、たびたび書き込み内容の変更・追加・削除など行います。そのため文章が以前と少し変わっていることがあります…((^^;)。



1巻の荒めなあらすじ

東京のドヤ街にある日ふらーっとやってきた少年、矢吹丈。飲んだくれの拳キチ丹下段平にケンカの腕を見込まれ、しばらくボクシングをたしなんでみる。しかし段平の目の届かないところで窃盗や恐喝などの悪事を重ね、新聞ざたの詐欺事件を起こしてとうとう警察つかまってしまう。一度は署を抜け出したものの、結局段平の手により(鉄拳制裁!!)鑑別所行きに。その鑑別所でも暴れん坊っぷりを発揮するジョーは先輩からのリンチをたっぷり喰らいながらも全員叩きのめし、ボスをジャブの練習台に利用。警官に恐れられ独房に入れられる…というとこで終了。

感想

まず驚いたのが、ジョーに会う前の、酒を飲んだくれてた頃の段平が「血を売って生活していた」こと!外国では昔お金の無い人の売血って結構あったそうだけど、日本でも血が売買されてたんでしょうか。ちょっと信じられない…。それほどすさんだ生活だったってことかな。ジョーに出会って以来人が変わったように働く段平。昼も夜も働きつめるなんてのはもう、以前の段平を知っている人から見ればすごすぎる変貌ぶりのようです。自分がジョーにボクシングを教えることがどれほどの生きがいであるかを物語ってる感じがします。しかしその温情を裏切るジョー。「ゆめの大計画」のために詐欺事件をおこしてしまう。

えー、いろいろあって鑑別所に送られてしまうのですが、そこの心理学の先生は変な先生です。心理学者でありながらジョーの挑発に簡単にご機嫌を損ねてしまうし、「真面目にやらないと後で取り返しのつかないことになる」と脅し、「両親」という言葉を聞いたジョーが焦りの表情を見せるのに見逃し、「そくざに答えたまえ」と返事を急かす。不真面目そうだった態度が一瞬とはいえ黙り込んでしまう、それ程に明らかに様子が違うのに…!「両親イコール無責任」という答えを信用する先生の心理状態に問題あるんじゃ?そんな先生のご機嫌によって、心の不安定な青少年たちの処置が決まるなんて…。
心理学的診断結果は「残忍で非情で利己的」で「まるで乾ききった砂漠」のようだと、「草木一本生えてない」とまで言われてしまいます。でも少なくともジョーの「ゆめの大計画」を見る限りでは先生の診断が間違ってるように思います。そのまえにもサチや段平をヤクザの手から助けたりしているし…。

鑑別所のリンチはリアルすぎて怖いです。けどそれ以上にジョーのタフネスっぷりも怖い。ネジリンボウとパラシュート部隊を喰らっては、下手したら2度と起きられなくなっちゃう!不死身!?


2巻の荒めなあらすじ

裁判所で特等少年院送りの判決を下されてしまったジョーは、早々に院の脱走をたくらむ。しかし脱走は未遂に終わってしまう。成功直前にある男によって阻止される。その男の名前は力石徹。ジョーは力石への復讐心からボクシングの猛練習をはじめた。ある日少年院の慰問に訪れた白木葉子お嬢様をジョーが侮辱したことで力石が激怒。危うくケンカになりそうなところだったが、後日ボクシングで決着をつける事に。その後段平がジョーに「あしたのために=その3」を伝授。「ぎゃああ…ぁぁ…」という悲鳴が院内に響きわたる…ところで終了。

感想

えー、まず個人的に言いたいことを。アニメを先に見てしまったarissaにとっては、原作の力石徹初登場の顔が相当おっさんくさくてショックでした。白木葉子に見入っている力石も嫌ぁぁ!いくら力石でもあのデレデレ顔はいただけん…。

それはさておき(^^;)この巻では物語の中心となる白木葉子、力石徹との出会いがあります。白木葉子は最初、ジョーの詐欺事件の被害者として登場し、その後ジョーの送致された少年院の慰問活動にやってきます。力石といえば、ジョーの手を自転車で踏みつけたり、脱走を食い止めたり、白木葉子の下僕だったりと、いちいちどこかで絡んでくるんですねぇ。
そんな少年院のボスである力石くんのお仕事は郵便物くばり。農作業場で郵便物配るの?寮内で部屋ごとに配ったほうが効率いいんじゃ…。まぁ、なんて楽なお仕事。これも白木財閥のお嬢さんのはからいなのか…?農作業をまじめにこなしてる彼も想像できませんが。

反省房から出される時のジョーのセリフ、ちょっと気になったので。
「おなじ空の下におれより強いやろうがいるのによ…どうにも手が出ないなんて…、と…とてもがまんがならねえっ」
自分が力石にとうてい及ばないことを知っていながら挑戦せずにはいられない。たぶん、ジョーは力石に対してずっと(最後まで)そんな気持ちでいたんじゃないかな、と思います。意外と自分のことをわかってるのかな。

「まちなよ、ジョー!」って力石がジョーを追う場面もいいですね。ジョーに不意打ちを喰らってよろける力石も微妙に好きだったりします…(n_n*)。
けどやっぱり1分間KO宣言の力石くんのが素敵だぁ(^▽^*)!


3巻の荒めなあらすじ

段平の鉄拳制裁(あしたのために=その3)を受けたジョーは、収容生相手に通り魔トレーニングを行い、必殺技「クロスカウンター」をマスターした。その様子を見ていた力石はその後クロスを封じる戦法をとるための練習台として猛牛3頭をたたきのめす(おいおい…(^^;))。
丈と力石の初対決。丈は何度も力石に倒されたが、果てしないダウンの末に強烈なクロスカウンターを放ちダブルKOに持ち込んだ。
その後、少年院の収容生たちの間ではボクシングがブームに。やがてまた寮内対抗試合が企画され、次こそ決着をつけたい力石とジョー。しかし、段平はなぜかジョーを冷たく突き放し、院内一番の弱虫と馬鹿にされていた青山のコーチをするようになった。ジョーと段平の間に何がおこったのか…?

感想

初登場のときからだいぶ顔つきがしっかりしてきた力石。郵便物配りだけじゃなく、家畜の世話係もやってたことが判明。家畜小屋からでてくる力石かっこいい(^^*)「フフン」ってな感じで。何やっても様になるのね、さすが!猛牛さんは…ご愁傷様です。
矢吹vs力石戦、相打ちの瞬間の場面は圧巻!実力はどうみても力石の方が勝っているのに最終的に一発のクロスカウンターで相打ちに持ち込んだジョーの根性に脱帽!



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