大連駅
大連駅は上野駅を模倣したといわれるが、薄暗い(というより真っ暗な)駅舎の中で
行き来する人の流れは、確かに一昔前の上野の風景を思わせる。
たしかに、昔の上野駅だ。よく似てる、写真でみたのと。
上野が東北への玄関口だったように、駅の行き先表も北へと向かっている。
瀋陽、長春、ハルビン........ うすぐらい駅の構内では、長旅に備えて、
食べ物やら土産物が沢山売られていた。これも、なにか懐かしい光景だった。
高層ビルと廃墟と中止された建物でごちゃごちゃした街は、なんだか居心地が良くて、
このまま電車に揺られている錯覚に襲われた。
東京は、いやニッポンは綺麗になり過ぎちゃったのかも知れない。
このまま時間が止まってほしい。小綺麗になんてならなくていいから。
ひさしく観ていなかったような子どもたちの笑顔や元気なおばちゃんたちとも、そろそろお別れだ。
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