奥田は13階建てのビルの屋上に立っていた。
天気は悪く、今にも雨が降り出しそうだった。
なぜ奥田がビルの屋上にいるのかはわからない。
気がつくと、奥田は屋上にいた。
屋上を囲む柵を乗り越えると正面のビルに小さく映っている自分の姿を確認できた。
奥田は今までの人生について考えてみた。
小さいころ、高校の時、大学時代。
奥田はいつでも男のそばにいた。
奥田は一人では生きていられないのだ。
そのために恋人を傷付け続けていたのだ。
奥田はビルの屋上から下を見下ろしてみた。
天気が悪いせいか道行く人々の姿を確認する事が出来なかった。
「飛び降りたら楽になれるかな・・・」
奥田がそう呟いた十分後、奥田はビルの屋上を見上げていた。
「今日も新しい男を捜しに行こうっと」
奥田の日曜はこうして始まるのだった。
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