★抗ウイルス薬 タミフルで突然死例 使用後異常行動も/★鳥インフルエンザ ブタ介さず人型変異 米で確認、危機感募る/★インドネシア政府、5人目の鳥インフルエンザによる死者を確認/ ★中国の安徽省で新たな鳥インフルエンザ感染=国連機関高官/ ★東南アジアで新たに死者 新型の封じ込め急務/ ★ベトナムが最悪の事態に備える=鳥インフルエンザ/ ★変異した鳥インフルエンザで英の5万人が死亡する可能性/ ★バンコクで鳥インフルエンザにより1歳男児が死亡
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2005年11月12日 (土) 15:14 学会で発表へ 抗ウイルスのインフルエンザ治療薬「リン酸オセルタミビル」(タミフル)の使用後に、異常行動をとって死亡したり睡眠中に突然死するなどの事例があることが分かり、医薬ビジランス研究所(大阪市)の浜六郎医師が、十二日に津市で開かれる日本小児感染症学会で発表する。治療薬が重大な副作用を起こす可能性を指摘する内容で、今後のインフルエンザ治療にも影響しそうだ。 浜医師は「タミフルと突然死、異常行動死との関連に関する考察」と題して講演。 タミフル使用後、睡眠中に突然死した幼児など五例や、異常行動後に事故死した二例などを報告する。 講演で浜医師は、タミフル使用後は呼吸が抑制され、幼児では睡眠中に突然死、思春期では異常行動後に事故死を生じさせる可能性があると指摘。 意識レベル低下や幻覚などの精神症状、失神や視野欠損などの神経症状の発生報告も寄せられており、世界のタミフルの八割以上が使用されている日本のインフルエンザ治療方法は再検討すべきだと主張するという。 厚生労働省では、平成十六年六月の「医薬品・医療用具等安全性情報202号」で、タミフルについての「重要な副作用に関する情報」を掲載。 「異常が認められた場合には投与を中止し、観察を十分に行い、症状に応じて適切な処置を行うこと」としている。
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2005年11月12日 (土) 03:03 毒性の強い鳥インフルエンザウイルス「H5N1」に対し、厚生労働省が、これまでにない危機感を強めている。ウイルス学者らが「人型への変化が始まり、いつ新型インフルエンザが出現してもおかしくない」と指摘しているからだ。わずかな変異だけで鳥型から人型に変わったスペインかぜの存在が、この指摘の根拠。厚労省は抗ウイルス薬の大量備蓄を決め、世界各国も、すでに対策に乗り出した。(編集委員 木村良一) これまで、新型インフルエンザは、既存の人インフルエンザウイルスと鳥インフルエンザウイルスとが、ブタの体内で混ざり合って誕生すると考えられてきた。ブタは両方のウイルスに感染する。一九五七年のアジアかぜ(H2N2)と一九六八年の香港かぜ(H3N2)は、ブタの体内で発生したことが確認されている。人の体内でもブタと同じことが起こる。 ところが、一九一八年に大流行して二千万人から五千万人が死亡したスペインかぜは違った。CDC(米国疾病対策センター)と米軍病理学研究所が、アラスカの永久凍土に埋葬された感染者の肺からこのスペインかぜウイルスの遺伝子を回収し、ウイルスを再生して解読を進めた結果、最近になってスペインかぜは、遺伝子の一部が置き換わっただけで鳥型から人型に変わったことが分かった。 しかも、感染する際の人の細胞のレセプター(受容体)に対する認識は鳥型のままで、人型には変化していなかった。鳥インフルエンザは、簡単には人に感染しないとの通説を覆した。 専門的な話になるが、RNAウイルスのインフルエンザウイルスの変異には、「抗原連続変異」と「抗原不連続変異」がある。ブタの細胞内で人型ウイルスの八本の遺伝子と鳥型ウイルスの八本の遺伝子が交雑して再集合し、八本の遺伝子を持つ新型が生まれる。これが抗原不連続変異だ。これに対し、遺伝子内の四つの核酸(グアニン、ウリジン、シトシン、アデニン)の配列が一部分で置き換わるのが、突然変異とも呼ばれる抗原連続変異で、インフルエンザウイルスは頻繁にこの変異を繰り返している。 スペインかぜのウイルスはこの抗原連続変異だけで、鳥型から人型に変異した。ウイルスの増殖に不可欠なポリメラーゼと呼ばれるアミノ酸配列が、鳥型と十個違うだけだった。新型インフルエンザの出現には、必ずしも抗原不連続変異は必要ないことになる。 スペインかぜのもとになった鳥インフルエンザウイルスH1N1は、鳥に対して弱毒だったが、鳥インフルエンザH5N1ウイルスは鳥に強毒で、ニワトリは鶏冠(とさか)や足に皮下出血を起こして死ぬ。人型に変異した場合、人にも強毒の可能性は高い。 感染症の専門家らは「H5N1ウイルスも、同様の変異が認められ、どこまで変異しているかは分からないが、すでに人型への変化が起きている。だから欧米も危機感を抱いている」と指摘する。 厚労省はこの見解を重視し、抗ウイルス薬「タミフル」(一般名・リン酸オセルタミビル)の備蓄目標を二千五百万人分(二億五千万カプセル)に増やすことを決めた。当初目標の一・七倍。二千五百万人は新型が出現して流行した場合、医療機関を受診すると厚労省が推計した患者数に当たる。タミフルは体内でのウイルス増殖を抑える新型インフルエンザに対する“唯一の武器”だ。ワクチンが量産までに六カ月間かかるため、タミフルで時間を稼ぐ。
![]() 《インフルエンザの流行》 既存のインフルエンザでも流行すると、高齢者が肺炎で亡くなり、幼児が脳症で命を落とす。それが人類に免疫(抵抗力)のない新型インフルエンザだと、厚労省によれば、国内だけでも2500万人以上が医者にかかり、17万人近くが死ぬ。鳥インフルエンザウイルス「H5N1」は、1997年に香港で18人が感染してうち6人が死亡。2003年にも香港で2人が感染してうち1人が死んだ。その後、タイ、ベトナム、カンボジア、インドネシアで計189人が感染し、うち64人が亡くなっている。ただし、この数字は氷山の一角に過ぎない。
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2005年11月 5日 (土) 19:42 (ロイター) [ジャカルタ 5日 ロイター] インドネシア保健省は5日、10月に死亡したインドネシア人女性が鳥インフルエンザに感染していたことが判明した、と発表した。これにより、同国の鳥インフルエンザによる死者は5人となった。 保健省高官はロイターに対し、死亡した女性のおいにも鳥インフルエンザの陽性反応が出たことを明らかにした。少年はジャカルタ市内の病院で治療を受けているという。少年の感染が明らかになったことで、国内の鳥インフルエンザの感染者は9人となった。検査は香港の研究施設で実施された。 同高官は、死亡した女性と少年はジャカルタ市の南西約40キロにあるタンゲランで同居していたが、だからといって鳥インフルエンザウイルスがヒトからヒトへ感染する型に変異したとは言えない、と語った。 さらに、「ウイルスの変異は確認できない。2人が住んでいた家には鶏の死骸があり、両名とも病気になった」と述べた上で、引き続きこの件については調査中であるとも語った。当局は香港の研究施設からの結果を待っており、それにより感染経路が明らかになる可能性がある、という。
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logo 2005年10月25日 (火) 12:11 [北京 25日 ロイター] 国連機関の高官は25日、中国で新たな鳥インフルエンザ発生が報告されたことを明らかにした。同国東部の安徽省で、ガチョウ2100羽が感染していることが判明したという。 国連食糧農業機関(FAO)の高官によると、中国農業省から報告があり、約550羽が死んでおり、4万5000羽が処分されたという。 すでに世界保健機関(WHO)は、中国やアジアの大半で毒性の強いH5N1型鳥インフルエンザウイルスの鳥への感染が広がっており、ウイルスがヒトからヒトに容易に感染する型に変異するのは時間の問題かもしれない、と指摘している
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logo 2005年10月22日 (土) 03:11 毒性の強い鳥インフルエンザウイルスH5N1型の鳥から人への感染は、すでに東南アジアでは現実のものとなっている。タイで二十日、今年初めての死者が出たことが明らかになったほか、台湾でも今年初めて鳥インフルエンザが確認された。鳥との接触が多い東南アジア地域で、人から人への感染力を持つ「新型インフルエンザ」に変異する可能性は高く、その場合、世界的被害をもたらしかねない。同地域での“封じ込め”に向けた、国際協力体制の確立が求められている。 H5N1型ウイルスの人への感染が一九九七年、香港で確認されて以降、同ウイルス感染はベトナム、タイ、インドネシア、カンボジアに拡大。世界保健機関(WHO)などによると、一昨年十二月から今年十月までの間にH5N1型の感染者は百十八人、死者六十一人、致死率は約50%にのぼる。ベトナムの死者が四十一人と最も多く、タイ、カンボジア、インドネシアと続く。中国は人的被害を報告しておらず、鳥への感染例しかないと主張している。 WHO西太平洋地域の尾身茂事務局長は、新型インフルエンザの発生はアジア地域からの可能性が高いという。問題は先進国と違って、発展途上国のサーベイランス(調査)体制が確立されていないことだ。貧しい地域の農民らは家禽(かきん)の強制処分を恐れて、届けない場合も多い。 尾身事務局長は「世界的大流行を発生させないため、あらゆる手段、資源を活用して早期対応すべきだ」と話す。(杉浦美香)
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logo 2005年10月19日 (水) 15:56 (時事通信) 【ハノイ18日】ベトナム当局は現在、おおわらわで鳥インフルエンザの最悪のケースに備えている。しかし保健・医療部門の当局者たちは、8200万人口の1割が感染すればお手上げになると語った。鳥インフルエンザでは2003年以来、60人以上が死亡しており、その3分の2はベトナム人だった。(写真は首都ハノイに近いハタイ省の市場に鶏を運ぶベトナムの農民) ベトナム北部のハイフォン市のレ・ティ・ソン・フオン保健局次長は18日フランス通信(AFP)に対し、ベトナムは過去2年間に発生したような小規模の鳥インフルエンザには対処できるが、大流行になれば処置なしだと述べた。ベトナム政府は同国の8200万人のうち10%が鳥インフルエンザ・ウイルスに感染すれば全土に非常事態を宣言すると発表している。グエン・タン・ズン副首相は17日に開催された鳥インフルエンザ会議で、同国が鳥インフルエンザの大流行に見舞われる危険は大きいと警告し、国を挙げて予防に努める必要があると強調していた。 科学者たちは鳥インフルエンザのH5N1ウイルスが突然変異を経て感染力を大幅に強めた場合は世界の何千万人も死ぬ恐れがあると懸念している。〔AFP=時事〕
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logo 2005年10月17日 (月) 02:45 (時事通信) 【ロンドン16日】英保健省のライアム・ドナルドソン主任医務官(写真右)は16日、BBCテレビに対し、トルコとルーマニアで見つかった鳥インフルエンザ・ウイルスはいずれヒトのインフルエンザ・ウイルスと結合して突然変異を起こすのは必至だとの見方を明らかにするとともに、そうなった場合は大きな疫病となり、英国で5万人前後が死ぬだろうと述べた。 ドナルドソン医務官は、重要な点は、鳥インフルエンザの大流行ではなく、鳥インフルエンザ・ウイルスがヒトのインフルエンザ・ウイルスと結合することにより容易に感染するようになることだと強調した。 同医務官は、歴史の教訓から見ても、そうした事態は不可避だと語り、20世紀には、世界で多ければ5000万人が死亡した1918−19年の大流行をはじめ3回の深刻なインフルエンザ禍があったと指摘した。同医務官は、突然変異したウイルスに対する免疫性が人々になく、既存のワクチンは変異ウイルスに効かないと述べた。ドナルドソン氏によれば、英国では毎年冬場に、通常のインフルエンザで1万2000人が死亡している。〔AFP=時事〕
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11月12日、バンコクで鳥インフルエンザにより1歳男児が死亡。写真はバンコク郊外の店で陳列されているアヒル。10日撮影(2005年 ロイター/Chaiwat Subprasom) [バンコク 12日 ロイター] タイ保健当局は12日、首都バンコクで1歳の男児が鳥インフルエンザで死亡したことを明らかにした。 保健省医科学局のワラチット局長の説明では、男児は自宅でニワトリと遊んでいた際に、H5N1型ウィルスに感染した疑いが強いという。 同局長はロイター通信に対し、「男児は明らかにH5N1型ウィルスに感染していた」と述べ、男児の祖母も念のために検査を行っていることを明らかにした。 (ロイター) - 11月12日18時41分更新
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