太陽のコメント
「阿修羅」に面白い書き込みがありました。
名古屋市生涯学習推進センター講座(第9回)
・「東海・東南海」に備えて(中日新聞)
http://www.asyura.com/
0306/jisin7/msg/245.html
投稿者 シジミ
日時 2003 年 8 月 09 日
17:07:24:1VmSkkGasXps6
http://www.chunichi.co.jp/00/sci/
20030805/ftu_____sci_____001.shtml
想定震源域に着目を
名古屋大 地震火山・防災研究センター
田所敬一助手
最終回は地震学の基礎的な事柄についてあらためて
話したい。
【地震とは】
地震調査委員会の資料には
「地下の岩盤中に蓄えられたひずみのエネ
ルギーを解消するために発生した断層運動」
とある。
岩盤に応力がかかるとひずみ、
限界で割れる。
割れた時の揺れが地震で、
割れた面が断層だ。
応力は力を面積で割っ
たもので、圧力と同じ。
英語ではストレスという。
【断層のタイプ】
断層は大きく分けて
(1)正断層
(2)逆断層
(3)横ずれ断層
−の三つ。
正断層は滑り落ちるような断層、
逆断層は反対にせり上がるような断層だ。
日本列島の下にはプレートが沈み込み、
押されているので、逆断層が多い。
【P波とS波】
最初、どんと突き上げられ、その後、
ぐらぐらと揺れを感じる。
「突き上げ」が地震波と同じ方向に
震動する縦波のP波で、「ぐらぐら」が
進行方向
に対して九〇度に震動するS波だ。
P波は伝わる速度がS波より速いため
先にくる。
P波とS波の到達時間の差から
震源までの距離を推定できる。
【震源と震源域】
しっかり覚えてほしい。
断層が動き、破壊する点が震源。
最終的
に破壊が広がった地域が震源域だ。
ドミノ倒しで最初に押すドミノが震源で、
倒れたドミノ全体が震源域。
地震被害はどこで破壊が始まったかより、
どこまで破壊したかが重要。
一昨年、東海地震で見直されたのは、
想定震源ではなく、想定震源域だ。
【震度】
震度はある地震による、ある地点の揺れ。
当初は震度6までで、四八年の
福井地震後に震度7が追加された。
気象台職員が震度を判断していたが、
阪神大震災後、機械で自動的に
決めるようになった。
【マグニチュード(M)】
Mは地震そのものの規模。
台風なら、Mが中心気圧で、
震度は各地の風速に当たる。
Mの値が1増えると、地震のエネルギーは
三十二倍で、M6の地震は広島型原爆の
エネルギーに匹敵。
史上最大の地震は六〇年、M9・5の
チリ地震。
日本周辺でM8なら数十年に一回、
M7で一年に一回程度は起きている。
【発生確率】
「××断層で×月×日にM×の地震が起きる」
というのが本当の予知。
それは難しいため、国の地震調査委員会は
「××断層で今後××年以内に××%
の確率で大地震が発生する」
という情報を公開している。
今後三十年以内に宮城県沖
は99%、
糸魚川−静岡構造線は14%、
養老−桑名−四日市断層帯は0・6%以下だ。
パチンコの大当たりは0・3%、
飛行機事故で死亡する確率は0・005%で、
これらより高い。 危機管理の観点からは、
ゼロでない限り、いつ来てもおかしくない
と思っていた方がいい。
(名古屋市生涯学習推進センターでの
市民向け講座から)=おわり
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