69年の2倍の150年周期
69年周期とはべつに150年周期というこ
とがいわれる。
これは、69年周期の2倍の周期で関東・
東海において超巨大な地震
が起こるというものである。
この意味から、安政大地震に関心を持たざるを得ない。 その規模は聞き書き
なども含めた、我々の広い意味でのすべての地震体験を超えたものである。
関東大震災の震源地はいまでは市民で知る人がほとんど居ない。 私の子供の
頃は多くの人がそれをよく知っていて、地震への心の備えをしていたものだった。 そ
れは、小田原の沖合いに始まって、平塚近辺で陸上に入り戸塚、保土ヶ谷、横浜、横
須賀、そして東京湾を横断して、館山へと約10分かけて走り抜けた活断層の破壊で
あった。 従って、大地の揺さぶりはその間永いこと続いたのである。
69年周期理論は拡張されて、その倍数の周期に於いても威力を発揮する。 東
海地域の状況はいよいよ69×2の安政大地震、69×4の宝永大地震を視野に入れ
て考えることを要請している。 河角理論と五十嵐理論がここに出会うこととなった。
69年の4倍、300年周期
ところが、江戸中期元禄時代に起きた宝永の
大地震は安政大地震の規模を大きく上回っているのだ。 まず、東海地域の海底で始
まった大地震はM8.4が2回立て続けに起こり、これが富士山の小さな活動を巻き
起こし、1年後に東京下町、江戸川周辺から亀有に震源をもつ直下型大地震をひきお
こしたのであった。
こう考えてくると、更に問題は拡大する。
69年周期の4倍で
はどうだったか、これは元禄・宝永の大地震だ。 そ
の規模は安政の大地震を更に上回
るものだ。 関東・東海を越えて、中部・関西・四国にまで及ぶ広域のプレート破壊
だった。 このとき富士山はとうとう噴火活動を開始したのである。
五十嵐博士の解析結果は東海地域の地殻の状態をリアルに捉えていると私は
感じる。
そして300年の地殻のストレスがどのようになるか
注目されるのだ。
『地震予知学』
は生命の大切さから成立する多元的厳密科学である
図1,図2,及び地図は五十嵐丈二博士のホームページから
引用改変した。
URLはhttp://lec.eqchem.s.u-tokyo.ac.jp/
~iga/index.html
図に付した説明は五十嵐博士の文章を基にして私が改変した。
同サイトには表記の第1論文と第2論文が収録されている。
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