The Earth is Controlled by Evil Alien


NO66〜NO70



66) 用具のメンテナンス

キャンプで使う用具のほとんどは地面に直接置かれ るため、どうしても汚れは避けられない。

また調理用具も想像以上の酷使で、油にまみれ サビも浮きやすい。

いつもきちんとした手入れを行わないと機能が 衰えるばかりか、調理用具では料理に嫌な臭いが 移る原因となる。

特にメンテナンスが欠かせないのが、バーナーや テントやシュラフである。

★バーナーの汚れは早めに掃除する

調理に使うバーナー類は、飛び散る油や吹き出す 水分などで激しく汚れる。

そのままにしておくと油がこびりついてしまい、 水気はサビの原因となる。

こうした汚れはホコリやゴミの付着を誘い、 バーナー部分と燃料タンク、カートリッジとの接合部分 に接着不良を起こしてしまう。

使用後は油や水気を早めにふき取り、汚れの激しい ときには中性洗剤溶液で洗浄する。

洗浄はバルブ部分に水を入れないように充分注意し て行う。

洗い終えたら、必ず天日で乾燥させてから保管して おく。

調理用具だけに、臭いがついてしまうのはある 程度は避けられないが、気になるのなら、保管時に 乾燥させたドクダミの葉をいっしょに入れておく。

ドクダミには消臭効果があるのだ。

フィールドでドクダミを見つけたら摘んでおくといい。

★クーラーボックスの臭いの取り方

冬でもクーラーボックスは食物の保存のために 便利である。

零下以下の冬の寒い日にも食物や水を凍らせないで 保つこともできる。

しかしクーラーボックスは臭いがつきやすい。

内部を清潔に保ち臭いを防ぐ効果的な方法はまめ に洗浄すること。

中性洗剤で洗い、その後日陰の風通しの良い場所 でしっかり干す。

なお臭いが落ちにくいときにはクーラーボックス 内に水を入れ、酢を数滴加えてから洗うとよい。

これだけで異臭はかなり消すことができる。

★テント・タープのメンテナンスはフィールドから始まる。

タープなら雨に濡れていなければそう問題はないが テントは地面の湿気や睡眠中の人の呼吸で内部や フライシートの裏側がかなり水気を吸っていること が多い。

雨が降らなかったとしても、朝になったらフライ シートをはずし、干しておく必要がある。

内部も通気をよくして、十分に乾燥させておかな ければならない。

こうしておけば、テントに臭いがつくことが防げる。

テントやタープのメンテナンスで意外に見落とされる るのがポールにこびりついた汚れだ。

接ぎ目などに付着した泥がパイプ内に入って固まって しまうと、次の設営では一苦労するし、無理に接ごうと するとポールを変形させることにもなりかねない。

泥などがついていたら必ずふき取っておきたい。

★シュラフは干して機能を回復させる。

睡眠中の汗はもちろん、テントや車内のホコリや ゴミで知らず知らずに機能を落としている道具が シュラフだ。

睡眠中の汗はシュラフを湿らせ、人の体の重みは 保温剤をつぶしてしまう。

シュラフの保温効果は本剤の隙間に織り込まれた 空気の層によって生まれている。

だから、どんなに普通に使っても、シュラフに とっては、使用そのものが機能低下を招いてしまう。

そこで使用後は風通しのいい場所を選び、日に 干して湿気を十分に抜いてやる。

ホコリがついていたら、これも落とす。

その際、中の素材をほぐすようにシュラフをもん でおけば、内部の湿気を除けるばかりか、保温剤の 空気層も回復するので当然保温機能を高めてやるこ とができる。


67) 春の山菜

日当たりの良い南向きの斜面を選んでテントを張れ ばその周りすべてが山菜の宝庫である。

枯れ草の間を縫ってワラビが顔を出しているだろう。

さっとゆでて、しゅうゆとワサビで食べる。

天然のワサビが群生している渓流の小さな沢が あるかもしれない。

目の粗い石を拾ってきて、その上ですりおろし、 とりたてでサッとゆでただけのワラビのサシミ、 少しカツオブシをかけたりすると珍味である。

ふきのとうはいたるところに出てくる。

ようやく土の中から芽を出したぐらいのやつを 取って、焼いたり、みそ汁に入れたり、刻んで香り を楽しんだりと各種の楽しみ方がある。

ゼンマイはちょっと湿った山の急斜面に多く出る。

オス・メスがあって、綿をかぶった柔らかいメス ゼンマイでなければ、食べてもうまくない。

学術的にはそんな区別の仕方はないのかもしれな いが、オスゼンマイの見た目はまったくのキンタマ である。

これは固くてまずい。

ゼンマイは保存食として一級品で、山に住む人 たちの重要な栄養源になっている。

まず大きな鍋で煮立てて、柔らかくしてから天日 で干す。

水分を或る程度抜いてからさらに灰をまぶして よくもんで、なじませ、水を切る。

天日でさらにカラカラになるまで乾かして完成。

食べるときは水で戻してから使う。

ウド、タラの芽、ヨモギ、ツクシ。

その他いくらでも春の野山には山菜があふれている。

料理法のわからない人はそのまま食べてしまえば ごてごて味付けする必要はない。


68)渓流釣り

エサは川虫、ミミズを使う。

ぶどう虫、イクラより、その川に住む川虫が いちばんいい。

目の細かい網を流の速い瀬か、平らな岩の下に 構えて、その上流をホーキのようなものでこすると 岩にはりついている川虫が採れる。

ぬれたタオルか水苔にはさんでケースに入れておく。

竿は渓流釣りだから短くていい。

最近はハリスが飛躍的に進歩し、 メタルだとか

0.06号とか、

0.04号なんて

ものまで使うらしいが、ハリとの結束が難しいだろう。

0.8号か0.6号でいいと思う。

針は、はじめ小さく、あとはエサの大きさ、釣果( ちょうか)によって多少変えたりする。

オモリは小さめ、できれば使わない方が一番自然 に流れていいのだが、エサをポイントまで送りにくい。

目印やウキをつけない人もいる。

水中の魚に決して接近を悟られぬよう、姿勢を低く して進む。

岩陰に身をひそめて手前から攻めていく。

天然の魚は非常に敏感なのだ。

管理釣り場などで慣れている人は、こっけいなほ ど慎重にポイントに近づくこのやり方を理解できない。

そして驚くほど素早く次々に移動していくスタイル にもとまどってしまうだろう。

一度、二度、三度流して反応がない場合、魚がいた としたらもうとっくにそのエサを発見しているし、 行動を起こさないということは疑っているということだ。

回数を多く流せば流すほど疑惑は深まり、釣れる 可能性はなくなっていく。

早々に切り上げて次のポイントに進むほうがいい。

チョウチン釣りという渓流独特の釣り方は、ハリス を短くしてチョウチンをつるすようにエサをポイント の上まで運び、ポトンと落とし込んで釣る方法で ある。

目の前に落ちてきたエサを反射的にくわえるらし く、なかなか確率がよい。

あまり人が入っていない沢は、よく釣れるけれど それだけ歩きにくく、クモの巣なんかが張っていたり 小さな木や草が倒れこんでいたりして、竿を出そう にも、わずかな隙間しか開いていない場所がある。

それは誰も釣っていない絶好のポイントでもあるのだ。

ハリスをつまみ、竿先が弓のようにしなるまで 引き寄せ、その反動で狙うポイントへピュンと飛ばす というテクニックもある。

狭いところでは、釣れてから取り込みの段取りを あらかじめ決めておかないと、いろんなものにカラ まってバラしてしまうことが多い。

釣りエサより疑似餌(ぎじえ)を使うことも多い。

これはフライフィッシングである。

けれどもむづかしい。

家族の食料を確保しなければならないときは迷わ ず餌をつけて釣った方が良い。

フライの針にミミズをつけて必ず魚を手にすると いうのがサバイバル漁法である。

それでもどうしても釣れないときには最後の手段。

魚のいそうな岩の下に手を突っ込んで捕らまえて しまう。

渓流の源流部は川幅が1mもないところが多い。

その気になって手を突っ込むと、逃げ場を失なっ たイワナが奥の方にぴったりくっつているので握っ て捕らえる。

これは確実だし案外簡単なのだ。

コツとしては、岩の隙間のほんのちょっとした狭い ところまで、イワナも必死に逃げ込んでいるので、 ていねいにぐいっと腕を突っ込んで探ること。

思ったより岩の下がえぐれていたりすると、体が 相当濡れるかもしれない。

着替えは用意しておくこと。


69) つった魚の食べ方

釣った魚はありがたくいただく。

調理方法は焼くのが一番だろう。

内臓を取り出す時、背骨近くの血合いをよく指で 洗い落としておくこと。

それにエラも取ってしまった方がいい。

両方とも細菌の巣になりやすいので、できれば 釣ったらすぐ、あまり時間がたたないうちに処理 するのが望ましい。

たき火はある程度炎が落ち着いてから魚を焼き始 めないと、ススだらけになって、ついには燃えてし まう。

串を作る時、少し太めの枝を切ってきて、先を 鋭く尖らせて使う。

細いと燃えて折れるし、焼けた魚がクルクル回っ てしまう。

枝にこびりついた魚の身を、ハフハフ食べるのも いいものだ。

塩をふるときは遠くからパッパとふりかけ、指で こすりつけるのはヒレとシッポだけにする。

よく塩をつけておくと、ピンとした立派な焼き魚 になってくれる。

串を刺すやり方は口から入れた先を一度横腹から プチッと出して、シッポ近くで反対側へブチッと 通す。

鋭く削っておかないと、ヌルッと滑って手のひらを グサッと刺してしまう。

塩のついた串を刺すと、猛烈に痛い。


70) 雪上でのテント設営のコツ

テントは大と小の二つを張る。

大きい方は4人用。

小さい方は一人用で、これはトイレに使う。

ポータブルトイレをそのなかに入れる。

大きい方のテントは外張りが厳冬用で、チャック が使ってなくて、入り口はぞうきんのように絞り ヒモでしばるようになっている。

気温がマイナスになって凍っても出入りに支障が ないように考えてある。

冬以外や、雨のときは防水の外張り、フライシート を上からかぶせるけれど、冬は防水が逆に中からの 蒸気を通さず内側が氷結してしまうから使えない。

雪の上でのテント設営はまずしっかり踏みならす こと。

土の地面と違い、傾きやデコボコが調整できるの だから、面倒がらずに踏み固めた方がいい。

柔らかい分よけいに気になることもある。

出っ張りが体重でギュッとつぶれただけで地球が 揺れたかと思うほどビックリしてしまうのだ。

家でいう基礎工事であるから、手抜き、足抜き はしないよう、みんなで並んで踏み固めるのである。

ドーム型のテントにポールを差して立ち上げた後 まず銀マット二枚、その後ウレタンクッションのマッ トを人数分、さらに空気マットを重ねて三層にする。

これでまず雪の冷たさは上がってこないし、体温で 雪が解けて土台が乱れることもない。

雪の上ではいつもの細いペグは使えない。

よほど深く掘って、2本を十字に組んで埋め込む くらいにしないと、すぐに抜けてしまう。

雪用はアルミ製の幅広のペグを使う。

お面のようなスノーアンカーも売っている。

強い風が予想されるときには水をかけてペグの 回りを固まらせておく。

外張りのスソ、スカートの部分を雪で押さえ、 インナーとの間の空気で保温効果が高まるように する。

テント内ではテントシューズという、ダウン入り の大きな靴下のようなものを履くと暖かい。

換気用の穴の調整が微妙である。

寒冷地での料理は寒冷地仕様のガスカートリッジ が必要である。

別売りのブースターも用意しよう。

気温がマイナスになるとガスが気化しにくくなる からである。

したがってコンロを直接雪の上に置かないように 工夫する。




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