85
スズメバチに刺されたら!
◎スズメバチはどんなところにいる?
スズメバチは乾燥して風通しのよい山林や、人家の近くで雨にあたらない
場所に巣を作る。
標高の高いところにはいない。
春から秋までの日中、気温が高くなると活発になる。
とくに晩夏から初秋は、個体数が多く、気が立っているから要注意である。
うっかりして巣に近づいたり、手をふれたときがあぶない。
何回も刺されると、それだけで多くの毒が体に入ることになるため、集団攻撃を
受けるのは一番危険である。
スズメバチの毒はきわめて毒性が強く、アレルギー体質の人は刺されると
ショック死することがる。
◎刺された時の処置
刺されると激痛がして、赤くなり、腫れがひどくなる。
重傷の場合は、呼吸困難、頭痛、嘔吐、発熱、下痢、全身にむくみが見られる。
アレルギー体質の人は、数分から10分ほどで意識がもうろうとなり、全身に
発疹や浮腫(むくみ)が現れ呼吸困難となり、ひどい場合は死亡する。
@刺されたら、近くに巣があることが多いので、それ以上さされない
ために、現場から少なくとも50〜60m離れる。
Aすぐに刺されたところの周辺を指で強くつまみ、毒を押し出す。
B毒液は水に溶けやすいので、傷口を洗い流すか、水が少ないときには
タオルなどをぬらしてから冷やす。
C抗ヒスタミンのはいったステロイド軟膏を塗る。
D全身症状(発熱、嘔吐、下痢、全身浮腫など)がひどいときには、
持参していた抗ヒスタミン剤や、ステロイド剤を飲ませる。
◎予防対策
一般に蜂は黒くて動くものを攻撃するといわれている(長い黒髪などはあぶないっか
ハチが飛んできたとき、手を振って追い払おうとするのは、ハチを興奮させ
さらに激しい攻撃を受けるため、最も危険である。
そっとしゃがんで背を低くするか、地面に伏せて飛び去るのを待つのがよい。
もしも襲われた場合は、頭上でタオルなどをふりまわし、ハチの攻撃を
そちらに向けながら逃げる。
体に止まった場合は、ふりはらわず、真上からたたきつぶすのがよい。
首や顔、首筋を刺されると気管(気道)のむくみを起こしやすく、呼吸困難に
なるため、絶対刺されないように防御すること。
そのためには首にタオルを巻いておくのも一つの方法である。
とにかく予防策は巣に近づかないことにつきる。
|