〜月の覇権を狙うアメリカの野望とエイリアンの正体〜
●月面攻撃を画策するアメリカの野望
2002年4月4日のことである。
小惑星などの地球接近・衝突を監視している美
星スペースガード協会は、
日本列島の南東上空、高度3万6000キロの静止軌道上に、巨大な未確認機構物体
を発見したと発表した。
報道によると、問題の物体は明るさは9等級、気象衛星ひまわりよりも明るく、そ
の直径は、なんと50メートル。
双眼鏡でも確認できる大きさであった。
この物体について、地球近傍の宇宙空間に漂っているものなら、直径10センチ以
上のものをすべて網羅しているといわれる北米航空宇宙防衛司令局NORADに照会したところ、公認されて
るものは存在しなかった。
正式な発表はなされていないが、これはアメリカが極秘に打ち上げている軍事衛星の
ひとつ。
NSAの情報収
集用パラボラ・アンテナ衛星である。
このように一般の人工衛星とは違い、軍事衛星は秘密裏に打ち上げるのが常であ
る。 報道されない極秘兵器
が次々と打ち上げられ、そのうちいくつかは月にまで達しているのである。
月の氷を公表したクレメンタインは、その存在を公にしたという意味では例外的だ
といっていい。
それでも、クレメンタインが収集したデータについては、ほとんど明らかになっていない。 秘密
組織のエージェントであるジェニファーソンによれば、
月の地下はもちろん、そのずっと下、すなわち内部ま
でレーダーで観測したという。
「月の空洞内部にまでスキャンをしたのなら、エイリアンからの反撃はなかったの
でしょうか」
「ない。 それは、ミスター飛鳥、
君も十分知っているはずだ。 連中は絶対平和主義者だ。
たとえるなら大自然のようなものさ。
アメリカの暴挙を黙って見ているだけで、いっさい攻撃はしな
かった」
「まさか、抵抗がないのをいいことに、
やはりアメリカ軍はエイリアンと戦争する
つもりでは…。そうなんですね。」
「ああ、そうさ。 いずれ、
連中は地球に帰ってくる。
そのときには本格的に大戦争
をおっぱじめるだろうが、その前に、
月で前哨戦をやる気だ」
「無理だ…」
「ふっ、確かにアメリカにだけなら、無理かもしれん。
が、だからこそ、一刻も早く世界統一をなしとげようとしているんだよ」
「すべては月面攻撃のためだというのですか」
「ああ、ここ数年のうちに月の孫衛星軌道上には、
プラズマ兵器を搭載した軍事衛
星が飛び回るはずだ」
「本気なのですか…」
「どうせ相手は反撃してこない。 殺すのは簡単だ」
「しかし、調査や偵察ではなく実際に攻撃されたら、エイリアンも黙っていないで
しょう。 反撃こそしないものの、
アメリカ軍の武器を使用不可にさせるに違いありません」
「確かに、それは今までのエイリアンの
行動パターンからいって、当然予想され
る。が、それと同じ事をアメリカ軍
もしようとしているのさ」
「プラズマを使ってですか」
「ああ、そうさ。 そのためにシステムは、すでに完成段階に入っているの。 要はエ
イリアンの科学技術上まわるプラズマ兵器を
開発すればいいだけのことだ」
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